楽器贈呈の巻
今回のスリランカ訪問で大事な使命があった。
楽器を持ってくることだった。
NPO法人国境なき楽団に寄贈された楽器は、一昨年、すべて寄贈してしまったため、急遽集める必要があった。
ご協力くださった皆さま、ありがとうございました。
特大トランク1個ぶんではあるが、音楽教師養成大学に贈呈した。
この学校には、東洋音楽と西洋音楽のクラスがあり、東洋音楽は伝統楽器や伝統舞踊を、西洋音楽はクラシック音楽を習う。
ただ、西洋音楽は楽器がないため、音のない授業となる。
徹底的に理論を学び、難しい試験を受け、教師になる。
教師になっても子どもたちに教えるのは理論だけ。
バットもボールも無しで野球をするようなもんだ。
そんな現状を少しでも変えたいとの声に、楽器持参の旅となった。
音のある音楽の授業ができますように。
青年海外協力隊が活動しているいくつかの学校を訪問したが、先生たちの熱い想い、懸命に学ぶ生徒たち、誰もの瞳が輝いていた。
スリランカの「スリ」は「光り輝く」という意味。(ランカは島)
輝く希望の星になってください。