ポリアンナ
ポリアンナ
もう一度ちゃんと読もうと思って持ち歩いていた本、夏休みの宿題提出には間に合わなかったけど、9月の雨音を聞きながら読み終えた。
初めて読んだのは11才の時。髄膜炎で小児病棟に長期入院した時に、お見舞いでもらった。
主人公の孤児ポリアンナも11才で、彼女のゲーム「幸せ探し」(今の本では、嬉しい探しになっている)に心が踊った。私の人生の転期とも言える。
当時、一室に10人くらいの子どもが親と一緒に居られない寂しさからか、泣いたりイザコザを起こしていた。
私は騒音も聞こえないくらい本に没頭し、さっそく「幸せ探し」を実践し始めた。
その考え方は今も私の基本姿勢になっているんだけど、改めて大人になってから読んでみたら、ポリアンナはがんばりすぎだわ。
うん、なんか無理してる。
がんばらない生き方もあるよね。
がんばらないってことは、
怠けることではない。
がんばらないってことは、
あきらめることではない。
がんばらないってことは、
今をたっぷり生きること。
読書感想文には、そう書いておこう。