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顧問就任

今年5月に、国際協力NGOをサポートする認定NPO法人ジャパン・プラットフォーム(JPF)の顧問になりました。
これまで、音楽での支援活動がメインだった私に何ができるのだろうと、私を含む多くのJPF関係者が首を傾けたと思うのですが、人道支援の一部に音楽があることは必須!という時代になればいいと願って、お受けしました。
 www.japanplatform.org/

とは言え、何にもしないまま4ヶ月が過ぎ、昨日、アフガニスタン問題で奔走する支援団体のみなさんのオンラインイベントに、オーディエンスとして初めて参加しました。
「人道危機下のアフガニスタン、現場からの友の声 ~今、私たちができること」
ジャーナリストの浜田敬子さんのスムーズな進行で、ニュースだけでは知り得なかった人道危機状態を、現地人スタッフ、JPF代表理事、ジェン事務局長が熱く語ってくださいました。

現地では今、預金の引き出しに制限があり、銀行には前夜から並ぶ人でパニック状態になる写真が紹介されました。
現金がないと食糧が買えないので、家の前で家具や電化製品、生活必需品まで売る人たちで、道が塞がっていました。
企業はお金を動かせないので給与が払えず、学校も閉校になったところが多く、子どもたちの教育が危ぶまれています。
また、干ばつが深刻で農作物に影響がでて、人々はますます生活困難に陥っているようです。
報道は、支配者ではなく人々に焦点をあてるべきだと思いました。
これは「命の問題」です。

現地の支援団体とタリバンは、会合を持って、支援の目的、方法など、可能な限り協力体制をとれるよう話し合っているそうです。
物事の良いこと悪いこと、全部を知って、自分に何が出来るかを考えたいですね。