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カラダ記念日

今日は血液内科の定期検診の日だった。
「8月18日」。この数字に覚えがあると思ったら、2年前の今日、初回の抗ガン剤治療のために入院した日だった。

一人でキャリーケースを引いて病院に行った。
不安な気持ちと、新しいことが始まるドキドキや見えない相手と対戦する闘志を抱いていた。
2種類の抗ガン剤が用意されていて、一つ目を2日間、2日休んで二つ目を3日間、という1週間の入院プログラムが組まれていた。
ところが2つ目の抗ガン剤の点滴を始めてすぐに強い副反応を起こした。
肝臓の数値が4桁になり、医者もびっくり。
このまま私どうなるの?とタラ〜リきたが、1週間じっと寝てたら、あら不思議、肝臓が回復してきた。
ごめんね、私の肝臓。あの薬は嫌だったんだね。
すごいね、私の肝臓。自力で生まれ代わるんだね。
えらいね、私の体。私の気持ちに応えてくれたんだね。
感動した!!

しかし、次の心配が襲ってきた。
また別の抗ガン剤を試すらしい。私は病院の実験台じゃない、しかし腫瘍は消えて欲しい。
うん、きっと大丈夫、何が起きても、私の体はよみがえる。
そう信じることにした。

結局、2週間の入院になったが、無事に退院できた。
あの感動を忘れないでいよう。
自分の体に感謝を忘れないようにしよう。
『生きていく』と君が言ったから、八月十八日はカラダ記念日
まよ