庄野真代 OfficialSite
ブログ

青の広場に行く、の巻

三種の神器を持った。
自撮り棒、イヤフォン、モバイルバッテリー。

今日は、サマルカンドの町のセルフ・オーディオ・ツアーだ。
あー、なのに、Amazonで買った大容量モバイルバッテリーにUSBがささらない。不良品か?
ということは、GPSで私を追跡して、箇所箇所で音声案内をしてくれるオーディオツアーを一日中オンにしてたら、スマホの電池がすぐになくなる。
なので、スタート地点まで、ナビを使わず、ガイドブックの地図を片手に歩いた。

今どき、ガイドブックを見ながら旅してる人は少ない。
みんなスマホだ。
きっと私が時代遅れの人に見えたのか、「こんにちは」と声がした。
白いシャツに黒いズボンの学生さんだ。
「日本語、勉強してます」と言う。
実際には、日本語はほとんど通じず、ポケトークを使っての会話になったが、私が行きたいところまで案内してくれた。(感謝)
30分くらい一緒に歩いた。
そしたら、ポケトークの電池が終わってしまった。
あー、今日はもう翻訳機なしで過ごさなきゃならない。

さて、18才の少年にサヨナラしてからスタート地点に向かう。
探しても探しても、その場所が見つからない。
安いツアーだから、もういいか、と諦めかけたが、そこのサイトにアクセスしてみたら、Googleマップでスタート地点に誘導された。
そこは、なんと、プリントアウトしてきたチケットに示されていた地図の場所から20分離れたところにあった。
初めからGoogleマップを使えばよかった。
でも、ま、電池を節約したから少年とプチ旅できたんだから、良しとしよう。

歩いて歩いて歩いて、オーディオガイドは、色んな名所に連れて行ってくれる。
ガイドは英語しか喋らないから、歴史的な話は音楽のように聞き流し(ガイドブックに書いてあるし)、道順だけ聞き逃さないようにする。
何よりも、返事しないでいいのが助かる。
公園のベンチでランチを食べてるときは、オーディオガイドは黙って待ってる。
私が動き出すと、また名所の案内を始める。なかなか優れてる。
そうして最終地点がレギスタン広場。今まで本やテレビで見た、まさに「青の広場」だった。

レギスタン広場の中央の建物の中。金色に輝く内装に、タイムスリップしました。

レギスタン広場。iPhoneカメラでは、これくらいにしか撮れません。壮大なんだけどなぁー。青のタイルに包まれました。

王子様のごとく現れた18才の救世主。

これが、自撮り棒撮影するヘンなおばさん。

夜9時からレギスタン広場でピアノコンサートがあった。すごい人だった。

ミラクルの偶然で、共通の知り合いから紹介された方とお会いしました。文化芸能交流でウズベキスタンにいらしてた琴奏者の橘治霞さんです。