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自信喪失、の巻

ジャケット紛失事件で朝からバタバタしていたら、今日のツアーのお迎えがきた。
今日はサマルカンドから北上してアイダルクル湖へ行く。
お迎えはドライバーさんだけだった。あれ?ガイド無しツアーなの?

3時間でヌラタという町に着いた。荒野の中のオアシスって感じ。
駐車場に車を停めたドライバーさんが「I stay here」と言った。
え?一人で観光するってこと?と聞いたら、うなづきながら、行ってこいジェスチャーをする。
そうなの?これはそういうツアーなの?と車から降りた。

歩きながら考えた。
車のトランクに私のキャリーバッグとバックパックが入ってる。
もし、駐車場に戻ってきて、車がいなかったらどうなるんだろう。
ま、お金やパスポートは身につけてるし、旅行社とは連絡とれるから、なんとかなるか、、。
ヌラタには聖水が流れるモスクがあり、その水をペットボトルに入れている人がいた。
私はその水は飲まないけど、清らかな気持ちになった。人を疑うのはやめよう。
小一時間、帰り道を確認しながらの街歩き。私は、モスクより人や暮らしを見るほうが好きなんだとわかった。

駐車場に戻る前にトイレに行く。
お祈りの人が手や足を洗う場と一緒になっているため清潔で、しかも無料。
さてさて果たして私のドライバーさんはいるのか?
駐車場で見覚えのある白い車を除きこむ。
あれ?違うドライバーさんがパンを食べていた。
え〜!!まさか、、どうしよう、と立ち尽くす私。
もしかして場所を移動したかも知れない。
全部の車をチェックしよう。
隣の車をのぞく。
なあんだ、隣にいたのか。ぽんぽこお腹で寝てた。ホッ。
しかし、車が発車する寸前に、デイパックがないことに気づいた。
あーっ、さっきのトイレに置いてきた!
走る。
あー、あった。心細そうに私を待ってた。
もう自分の持ち物管理能力に全く自信が持てなくなった。
この先が怖い、、。

サマルカンドから車で3時間、ヌラタの町。

あの丘のてっぺんまで歩いた。

タンバリンのような楽器を叩いてみせてくれた。

なぜか私に、ボンジュール、という。フランス人観光客が多いのだろうか。

聖水の水路、魚がたくさん。何かわからないけど。