パンを焼く、の巻
先生の名前はビクスルー。双子のママだ。
3世帯15人の家族のために、毎日パンを10枚焼くという。
ユルタキャンプからラクダに揺られて着いたドンガラック村で、これから伝統的なパン「ノン」作り体験だ。
今日作るのは2種類、普通のパンと、オイルを塗って何層にも折り重ねたパン。
私はちょんちょんと仕上げをしただけだけどね。
タンドール(焼き窯)に火をくべ、充分に熱したら火を消し、窯の内側に塩水をふってパン生地を張り付ける。蓋をして15分。
塩水をかけるのは、パンがずり落ちないためだとか。
ビクスルーさんは何度か蓋を開けて水を振り入れる。私は見てるだけ。
よし、焼けた!パンの匂いにつられて、あっというまに家族が集まってきた。笑い声が響く。
ウズベキスタン人にとって一番大切なのは家族。
これは、どのガイドさんも言ってた。ウズベキスタンを説明する時に、そう言ってた。
国民のセールスポイントでもある。
ちゃんと言葉にして言えるっていいなぁ〜。
パン作り教室はこちら。先生は最初にパン専用の布を中央に広げる。
すでに出来上がっていたパン生地の形を整える。
別宅の家族がお茶に誘ってくれたので、パンを持ってお邪魔した。
パンがあればいつも笑顔。
ビーツのジャム、ひまわりの種の甘いペースト、手作りバター、テーブル代わりの布に、どんどん出てきた。