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カラまわり、の巻

古代ホレズム王国のカラをまわった。カラとは城塞のことで、砂漠の中に廃墟となって点在している。
紀元前から王は川の流れが変わる度に肥沃な地に城を移し、境界に城塞を築き、敵の進入から民を守ってきたそうだ。
ガイドツアーを選んだのは、そんな説明を聞きたかったら。

ヒヴァから車で片道2時間。ツアーでなくてもタクシーで行けるけど、景色を見るだけより、ストーリーを知ったほうが心に残ると思った。
ガイドさんは機関銃のように英語を喋る。単語ひとつひとつがクリア。でも、何と言う意味だったかな〜と考えてるうちに、次の話題になってる。
全部わかる必要はないさ。日本で会話してても、欲しい情報だけしか聞いてないし。
この砂漠には1000以上のカラが残っているという。

3つのカラを回った。
大きなアヤズ・カラは丘の上に1つ、中腹に1つ、ふもとに1つあり、それぞれ建てられた時代が違う。
一番上まで登った。
富士山9合目級(低いけど)のゴツゴツ岩山だった。がんばった。
城壁は日干しレンガと泥で作られているが、千年もの間、砂に埋まっていたという。学者の発掘調査のおかげで古代の歴史に触れることができたわけだが、その修復作業がコロナのパンデミックで止まったまま。
いずれ風化してなくなってしまうかもしれない、とガイドさんは話してた。

西の空に大きな太陽が沈む。
私は、古代の人と同じ夕焼けを見ているのだろうか。

へとへとになって頂上まで登りました。後ろに見えるのは宮殿跡です。

城塞の中、誰もが、このポーズ、やったんだろうなー。

ガイドさんはありがたい。

キジル・カラ。世界遺産に登録するため、古い建物と新しい建物の融合をはかっているとか。しかし、コロナで中断してしまい、進んでいない。

帰り道、メロン市場に寄る。ドライバーさん(右)もガイドさん(左)も、メロン選びにヨネンがない。

味見しろと、次から次へとカットして渡される。お腹大丈夫かな〜。

トプラク・カラ。泥でできてて固い。

ツアー前夜、ガイドさんが、ツアーの出発時間の確認にホテルに来たの。で、午後出発にしたら夕陽が綺麗だというので、そうしてもらった。綺麗でした。