カモの巻
昨日はJICA 事務所での打合せと、青年海外協力隊員の活動報告会見学のあと、ホテルに戻ってから町に出かけた。
歩き出してすぐ、ホテルマンだと名乗る人が話しかけてきた。
彼は、仕事が終わったのでお寺に寄ってから帰るけど、一緒に行くなら案内すると言う。
行きたかったお寺なのでご一緒させてもらうことにした。
3人でトゥクトゥク(三輪タクシー)に乗る。
現地人も一緒ならボラれることもないから安心だ。
お寺の拝観料は1人400ルピー。だが、5000ルピー札しかなく、窓口でお釣りはないと言われる。
で、彼が払ってくれた。
「明日ホテルで返すからね」と礼を言う。
寺見学のあと、スーパーマーケットに行きたいと言うと、待たせてあったトゥクトゥクで宝石店に連れていかれた。
ははーん、そういうことか、とチラッと店内を見てからスーパーに。
飲みもの売り場で彼にも1本どうぞと言ったら、ビールをひとつレジに持ってきた。
現金で払い、お釣りをもらったので、先ほど立て替えてもらった拝観料800ルピーに感謝の気持ちを添え、1000渡した。
彼は、初めに会った場所のバス停から家に帰ると言うので、ホテル近くまで一緒に戻る。
さて、ずっと私たちを運んでくれたトゥクトゥクの代金だか、3200ルピーと言われた。
え〜!そんな〜!ありえない!
しかし、最初に値段交渉しなかった私たちがいけなかったのだと払うことに。
運ちゃんにお金を渡そうとしたら、彼が、それは1人分だと言う。
2人で6400だって。(驚)
頑張ったら歩ける距離だったのに。
で、別れ際に彼はなんと、スモールマネーをくれと言う。もうサヨナラしたかったので、1000ルピーを取り出すと、3000だと言う。
イヤだ。
私は、お金がもったいないのではなく、いいカモになった自分が許せないのだ。
これから来る日本人に、たやすく騙せる前例を作りたくなかった。
あーぁ、これまでどこに行ってもこんな手にはのらなかったのに、、
気が緩んでたことに、大ショック!
結局、彼ら(絶対グル)に日本円にして4500円くらい使ったけど、まぁ、チャータータクシー&通訳ガイドで市内観光をしたと思えば、安いものだ、と思うことにした。
そういえばこの人、一緒に写真を撮ろうと言ったら断った。
ホテルマンはお客さんと個人的な接触は禁じられているのだとか。名前も言わなかった。
そうだ!これから親切そうに寄ってきた人とはまず写真を撮ろう!
そしたら、顔が割れてるから悪いことはできない。
おー、学びの時であった。